
姿勢改善をする上で大切な考え方
こんにちは!
武蔵境の土台から整える女性向けパーソナルジム
Kaid Fit武蔵境店の千葉です!
「姿勢を良くしたい」
そう思ったとき、多くの人がまず考えるのは、
- 背筋を伸ばす
- 胸を張る
- 肩甲骨を寄せる
- 腹筋を鍛える
- ストレッチをする
といった方法ではないでしょうか。
もちろん、筋力や柔軟性、身体の使い方を整えることは、姿勢を考えるうえで大切な要素です。
しかし、姿勢改善を考えるときに、もう一つ大切にしたいことがあります。
それが、
「自分の身体を、自分ではどのように感じているのか」
という視点です。
実は、姿勢は「筋肉だけ」で作られているわけではありません。
私たちは、視覚や体性感覚、前庭感覚など、身体から入ってくるさまざまな情報をもとに、自分の身体が今どのような状態なのかを感じ取りながら身体を動かしています。
だからこそKaid Fitでは、姿勢改善を「正しい姿勢を無理やり作ること」とは考えていません。
自分の身体を適切に感じ、認識し、動かせる状態をつくっていくこと。
その結果として、自然と姿勢が変わっていくことを目指しています。
姿勢が悪いのは「筋肉が弱いから」?
姿勢改善について調べると、
「背筋を鍛えましょう」
「腹筋が弱いから反り腰になります」
「胸の筋肉が硬いから猫背になります」
といった情報を目にすることがあります。
筋力や柔軟性が姿勢に関係することはあります。
しかし、それだけで姿勢を説明することはできません。
例えば、猫背の人が「胸を張って背筋を伸ばしてください」と言われたとします。
その場では姿勢を変えられるかもしれません。
ところが、しばらくすると元の姿勢に戻ってしまう。
なぜでしょうか?
単純に「筋力が足りない」からとは限りません。
もしかすると、その人にとっては、普段の猫背の姿勢が「いつもの姿勢」であり、身体がその状態を自然なものとして認識している可能性があります。
つまり、
本人が感じている「真っ直ぐ」と、外から見た「真っ直ぐ」が一致していない
ことがあるのです。
ここから、姿勢改善を考えるうえで重要な「身体の感じ方」という視点が出てきます。
「自分では真っ直ぐ」のに、姿勢が悪いのはなぜ?
試しに、普段の姿勢で立ってみてください。
その状態で、
「今、自分は真っ直ぐ立っていますか?」
と聞かれたら、ある程度答えられると思います。
では、その「真っ直ぐ」という感覚は、どこから来ているのでしょうか?
私たちは鏡を見続けながら生活しているわけではありません。
身体の位置や動きについて、視覚だけではなく、筋肉や関節、皮膚などから得られる感覚や、内耳にある前庭器官から得られる情報など、さまざまな情報を利用しています。
こうした情報をもとに、
「今、身体がどこにあるのか」
「どのくらい動いているのか」
「どちらに傾いているのか」
などを感じながら身体を動かしています。
ところが、長時間のデスクワークや運動不足、同じ姿勢を続ける生活などによって、身体を動かしたり、さまざまな方向から感覚を受け取ったりする機会が少なくなることがあります。
すると、身体から受け取る情報や、その情報の使われ方が変化する可能性があります。
その結果、
「自分では普通だと思っている姿勢」と「実際の身体の状態」にズレが生じることも考えられます。
だからこそ姿勢改善では、単純に「正しい姿勢を覚える」だけではなく、
「自分の身体をどう感じているのか」
を見ることが重要なのです。
姿勢改善で大切にしたい「身体感覚」
ここで出てくるのが、身体感覚という考え方です。
身体感覚とは簡単に言えば、
「自分の身体が今どうなっているのかを感じ取る感覚」
です。
例えば、
- 足の裏が床に触れている
- 体重が左右どちらに乗っている
- 肩がどの位置にある
- 膝がどちらを向いている
- 身体が前後左右のどちらに傾いている
- 腕や脚がどの位置にある
といったことを、私たちは意識せずとも感じ取っています。
そして、このような感覚は身体を動かすときにも利用されています。
「身体を動かす」というと、筋肉や関節のことを思い浮かべる人が多いかもしれません。
しかし実際には、
身体を感じる → 身体の状態を認識する → 動きを調整する
という情報のやり取りも重要です。
そのためKaid Fitでは、姿勢改善を考える際にも、単純に筋肉を鍛えたり伸ばしたりするだけではなく、
「この人は自分の身体をどのように感じているのか?」
という視点を持ちます。
身体の中にある「ボディマップ」とは?
ここで、Kaid Fitが身体を見るうえで大切にしている考え方が、
「ボディマップ」
です。
ボディマップとは、簡単に表現すると、
脳が自分の身体の位置や状態、動きなどを捉えるための身体の地図
のようなものです。
例えば目を閉じた状態でも、
「右手がどこにあるか」
「足が床についているか」
「身体がどちらに傾いているか」
などをある程度感じることができます。
これは、身体からさまざまな情報を受け取り、それをもとに自分の身体の状態を捉えているからです。
この身体の捉え方が、姿勢や動作にも関係してきます。
例えば、実際には身体が少し前に傾いているのに、それを「真っ直ぐ」と感じていたとします。
その場合、
「姿勢を良くしてください」
と指示されても、自分の感覚ではすでに正しい姿勢を取っているため、修正が難しいことがあります。
だからこそ、
姿勢を変える前に、自分の身体をどう感じているのかを知る。
この視点が大切になります。
ボディマップは「一度作ったら終わり」ではない
ボディマップは、固定されたものではありません。
私たちは日々、身体を動かしたり、触れたり、見たり、バランスを取ったりする中で、身体に関するさまざまな情報を受け取っています。
つまり、
身体の感じ方や捉え方は、日々の経験によって変化していく可能性があります。
例えば、
- 長時間座っている
- 歩く時間が少ない
- 運動する機会が少ない
- 同じ動作ばかり繰り返す
- 目から入る情報に頼る時間が長い
といった生活では、身体に入ってくる情報の種類や量も変わります。
逆に、普段とは違う動きをしたり、足裏からの感覚を意識したり、視覚以外の感覚を使って身体を動かしたりすることで、新しい感覚情報を受け取る機会をつくることもできます。
Kaid Fitでは、このような考え方を、
「ボディマップを形成・更新する」
という言葉で捉えています。
姿勢改善は「正しい姿勢を作ること」ではない
ここまで読んで、
「じゃあ、正しい姿勢は必要ないの?」
と思うかもしれません。
もちろん、身体にとって負担の少ない姿勢や、効率よく身体を動かせる状態を考えることは大切です。
ただし、
「正しい姿勢を一つ決めて、その形をずっと維持する」
という考え方だけでは、身体を十分に捉えられません。
人間は一日中同じ姿勢で生活しているわけではありません。
立つ、座る、歩く、しゃがむ、振り向く、手を伸ばす。
さまざまな姿勢や動きを行います。
だからこそ重要なのは、
一つの姿勢を固定することではなく、その場面に応じて身体を感じ取り、必要な動きを選択できること
です。
姿勢改善とは、「良い姿勢で固まること」ではありません。
身体を適切に感じながら、状況に応じて動かせる身体をつくること。
これも姿勢改善の大切な考え方だとKaid Fitでは考えています。
では、実際に何を見ればいいの?
ここで、
「身体感覚が大切なのは分かった。でも、具体的には何をすればいいの?」
と思う方もいるでしょう。
実際の身体は一人ひとり違います。
同じ「猫背」という悩みでも、
- 足元からの感覚がどうなっているのか
- 呼吸がどのようになっているのか
- 身体をどのように感じているのか
- 関節がどのように動いているのか
- 身体をどのように支えているのか
- 実際にどのような動作をしているのか
- 普段どのような生活をしているのか
など、見るべきポイントは変わります。
だからKaid Fitでは、
「全員に同じ項目をチェックして、同じ運動をする」
という考え方はしていません。
その人がどのように身体を感じ、どのように動いているのかを見ながら、必要な情報を選んで評価していきます。
その中では、必要に応じて、
- 呼吸
- 足部
- 神経系
- 可動性
- 安定性
- 動作・生活習慣
といった視点を使うこともあります。
これらは、Kaid Fitにとって「必ず全部チェックする6項目」ではありません。
その人の身体を理解するために必要な視点を選ぶための引き出しです。
「身体を整える」だけで終わらせない
Kaid Fitが大切にしているのは、姿勢そのものをゴールにすることではありません。
姿勢が良くなった。
身体が動きやすくなった。
筋力がついた。
これらはあくまで手段です。
その先に、
「旅行に行きたい」
「好きなスポーツを楽しみたい」
「疲れにくく仕事をしたい」
「子どもともっと遊びたい」
「年齢を重ねても自分のやりたいことを続けたい」
など、それぞれの人生があります。
だからKaid Fitでは、
身体を変えることを目的にするのではなく、身体を通して人生の可能性を広げること
を大切にしています。
Kaid Fitが考える姿勢改善
姿勢改善というと、
「背筋を伸ばす」
「胸を張る」
「筋肉を鍛える」
「ストレッチする」
というイメージがあるかもしれません。
しかし、Kaid Fitではもう一歩手前から身体を見ます。
「そもそも、自分の身体を適切に感じられているのか?」
そして、
「今、自分の身体をどのように認識しているのか?」
そこから身体の状態を確認し、必要なアプローチを選択していきます。
身体の一部分だけを見るのではなく、感覚、動き、環境、日常生活などを含めて身体を捉える。
その中で必要な変化を積み重ねていく。
それがKaid Fitの考える身体づくりです。
武蔵境で姿勢改善を考えている方へ
「姿勢を良くしたい」と思っているけれど、
- 何をしても姿勢が戻ってしまう
- 自分では正しい姿勢がよく分からない
- ストレッチしても身体が変わった感じがしない
- 身体が硬く、思うように動かない
- 運動不足で身体を動かしにくい
- ただ筋肉を鍛えるだけではなく、自分の身体をきちんと見てほしい
そんな方は、一度「姿勢を作る」ことから離れて、自分の身体を感じるところから考えてみてもいいかもしれません。
Kaid Fit武蔵境店では、一人ひとりの身体の状態や感じ方、動き方を確認しながら、その人に必要なアプローチを考えていきます。
身体を変えることは、人生を変えることそのものではありません。
身体を理由に諦めていたことを、もう一度楽しめるようにする。
そのための身体づくりを、Kaid Fitはサポートします。
この記事からさらに詳しく知りたい方へ
- [猫背を改善するには?背筋を伸ばすだけでは変わらない理由]
- [反り腰を改善したい人が知っておきたい身体の見方]
- [身体が硬いのはなぜ?「筋肉が硬い」だけでは説明できない身体の硬さ]
- [前屈できないのはもも裏が硬いから?]
- [身体感覚とは?自分の身体を感じるということ]
- [ボディマップとは?脳の中にある「身体の地図」をわかりやすく解説]
- [体性感覚とは?身体の位置や動きを感じる仕組み]
- [デスクワークで姿勢が悪くなるのはなぜ?]
上記の記事は順次公開していきます!



