こんにちは!
パーソナルジムKaid Fit武蔵境店の千葉です!
ダイエット中の強い味方であるゼロキロカロリー食品ですが、「太らないからたくさん食べても大丈夫」とついつい食べ過ぎているということはないでしょうか。
実はカロリーゼロ食品に含まれる人工甘味料が体に影響を及ぼし逆に肥満につながる可能性があるということがわかって気ました。
いったいどうことなのでしょうか
今回はそんなゼロキロカロリー食品の知られざるでデメリットについてお話します。
ダイエットに人工甘味料は使えない |
多くの研究の結果から、人工甘味料を使用すると宣伝されている効果とは裏腹に太ることが示唆されています。
確かに人工甘味料はカロリーゼロなのでそれ自体で太るということはありません。
しかし多くの健康結果が示すように体重が増えてしまうということはカロリーだけではない何か別の健康被害があるということです。
カロリーゼロの食品を食べても太ってしまう主な原因と考えられる要素は以下の3つあります。
・ホルモンに作用する
・味覚を鈍化させる
・依存性がある
順に説明していきます。
ホルモン分泌への悪影響 |
人工甘味料は肥満ホルモンであるインスリンやインスリン分泌を促すインクレクチンなどに影響を及ぼします。私たちが食事をすると血糖値が上昇し、その血糖値を下げるために膵臓からインスリンが分泌されます。
インスリンは血液中の余計なブドウ糖を取り除き、肝臓や筋肉で糖をグリコーゲンとして貯蔵します。
この結果、血糖値は下がっていきます。
しかし、肝臓や筋肉に蓄えられるグリコーゲンの量には限りがあるため、余った糖は脂肪細胞へと運ばれます。
そして余ったブドウ糖は脂肪に変化し、体脂肪として脂肪細胞にため込まれます。
これがインスリンが肥満ホルモンと呼ばれる理由です。
このインスリンが人工甘味料を摂取した場合にも分泌されることが示唆されています。
また食欲を刺激するホルモンであるグレリンの分泌量が増えることもわかっています。
グレリンは脳の視床下部にある摂食中枢を刺激して食欲を出します。
人工甘味料の刺激は砂糖よりも格段に高いため、より食欲が刺激され大食いに走らせる危険性があります。
ヨーグルトに人工甘味料を加えたヨーグルトを摂取したネズミは、プレーンヨーグルトを摂取したネズミに比べて食事全体の摂取量が多く体重も増加してしまい、人工甘味料によって体重を落とすという目標を達成することが出来なかったという研究結果や、約80000人の女性を対象にした実験でも甘味料を使用すると体重が増えることが報告されたように、人工甘味料に体重を減少させる効果は期待できないといえます。
味覚を狂わせる |
人工甘味料は私たちの味覚を狂わせ甘味に対して鈍感にさせます。
例えば、同じ甘味のお菓子を食べてもAさんは甘味に満足できず、Bさんにとっては甘すぎるということがあります。
こうなってしまう原因として、Aさんは日ごろから甘みの強いものを食べていてみかくが鈍くなっていて、Bさんは甘味に敏感なため少しの甘さで満足できることが理由になります。
人工甘味料は砂糖の数百倍から数千倍という強烈な甘味があります。
もちろん商品には薄めて使われていますが、甘みの強い人工甘味料に慣れてくると甘味に対する味覚がだんだん鈍くなっていきます。
そうなると自然の甘さの果物や天然甘味料を使用したお菓子を食べても甘味を感じず、ついつい食べ過ぎたり、砂糖を追加したりするようになります。
次第にカロリーの取りすぎにつながり太ってしまうということになります。
さらに甘味センサーは舌だけではなく、胃や腸、膵臓にもあることが判明してきました。
胃にある甘味センサーが甘味を感知すると、前述したグレリンが分泌され食欲を刺激します。
つまり、味覚異常になることによってさらに人工甘味料を摂取し、余計に食欲を刺激するという悪循環が出来てしまうということになります。
依存性がある |
人工甘味料には強い依存性があり、これはコカインよりも強烈だといわれています。
私たちがおいしいものを食べると、ドーパミンなどの神経伝達物質が分泌され満足感を得ます。
そしてもっと食べたいと感じます。
この欲求を調整するのに重要な役割を果たす神経系を「脳内報酬系」といい自分へのご褒美を与える神経システムになります。
ところがもっと食べたいという欲求が強くなりすぎると喜びがコントロールすることが出来なくなり、依存してしまいます。
ドーパミンは常に分泌されているわけではなく、日常生活の中で何かを始めるときにも分泌されます。
例えば朝の洗顔や歯磨き朝食のような習慣となっているすべての行動に動機があり、いつもドーパミンが働いています。
また楽しいことをしているときや感動した時にもドーパミンが分泌され、私たちに快楽をもたらします。
しかしそういった快楽だけを欲した状態が続くと、ドーパミンの分泌がコントロールすることが出来なくなり、依存症や中毒になります。
薬物依存もこのドーパミンが関係しています。
食欲も同じで、私たちがおいしいものを食べたとき体内ではドーパミンが分泌され、それを脳が覚えると食べ物を想像するだけでドーパミンが分泌されるようになります。
食事に対する欲望が強く執着した状態ではドーパミンが過剰に分泌されるようになるため、薬物依存症と同じように大量のドーパミンによる過食に走ります。
一時的な快楽や満足感が得ることが出来ますが、その快楽はすぐに効果がなくなり再び暴飲暴食に走ります。
そのうち食欲に対するバランスがくずれコントロールすることが出来なくなり、依存状態になってしまいます。
まとめ |
人工甘味料はそれ自体はカロリーがないため、摂取することによって太るということはありません。
しかしその裏側を調べてみるとダイエットにとってはむしろとらないほうがいいのではないかといえる側面もあります。
もちろん人工甘味料をうまく利用してストレスを少なくダイエットに成功している方の例もあるので絶対に食べてはいけないということではありませんが、今回紹介したデメリットを頭に入れて使用するようにしてください。
———————————————————————
パーソナルジムKaid Fit武蔵境店
住所:東京都武蔵野市境2-2-19 武蔵境イニシャルハウス401
電話番号:03-4400-3165
—————————————————————