こんにちは!
パーソナルジムKaid Fit武蔵境店の千葉です!
皆さんはついつい食べ過ぎてしまったり、外食をした際メニューをなかなか決められないということはないでしょうか?
こうなってしまう原因は脳にあるかもしれません。
ダイエットにおいて精神力や根性はとても重要ではありますが、それだけでダイエットを行う時代は終わりました。
今回は脳の機能に焦点を当ててダイエット脳を作る方法についてお話していきます。
食べ過ぎは思考系脳番地のせい |
脳には1000億を超える神経細胞があります。
そして同じような働きをする細胞たちは同じ場所に集まっています。
例えるなら、扱う商品ごとにそれぞれの地域に店を構えているようなイメージです。
それぞれの働きを持つ場所ごとに番地をつけたものを「脳番地」といいます。
思考系脳番地とは、何かを考えたり、意欲的になるなど人間らしい高度な機能をつかさどっています。
複数のことを同時に処理できたり、「これをやろう」「これはやめよう」など、物事のYes・Noを決定する時にも働きます。
逆にこの部分が弱ってしまっていると、的確な指示を自分に出すことが出来ず、物事の判断が鈍くなっていきます。
「あれがしたい」「これが食べたい」「痩せたい」といった欲求を一つ一つ取捨選択してコントロールしているのが思考系脳番地です。
肥満脳の特徴 |
思考系脳番地が弱まった肥満脳の方の特徴には以下のようなものがあります。
①食事のスイッチをオフにできない
私たちの脳は無意識のうちに様々な判断を繰り返し、いくつかの選択肢の中から自分にとってより良いと思われるものを選択しています。
思考系脳番地が弱まってしまうと「あれをしよう」「これをしよう」といった物事の判断ができにくくなってしまい、直前までやっていたことのスイッチがオフにできずに次やるべき行動に移れなくなってしまいます。
食事で当てはめると、十分お腹いっぱいまで食べているのであれば次に起こすべき行動は「食事をやめる」です。
しかし「食べる」という行動をオフにできずにだらだら食べてしまうというのは思考系脳番地が弱くなっていしまっているときに起こることです。
一度食べてしまうとそれをオフにするという判断が出来ない、お腹いっぱいなのに「ここでやめる」という判断が出来なければ太ってしまうのは当然ですね。
②「満腹」を知らせる信号が出ない
人間の身体は不思議なもので、空腹状態でエネルギーが満たされていないときは危険信号が灯りますが、満腹状態の時には「もう十分、これ以上はやめよう」というようなシグナルは出ません。
命の危険にさらされないように、常に満たされた状態をキープしようとするからです。
人間はもともと、なのもない土地で米や野菜を栽培してきたり、狩りをして動物の肉を食べてきました。
つまり飢えと戦い、生きるために「食べなくてはいけない」というルーツがあるので、「食べられるときに食べておこう」という脳の仕組みが出来上がっています。
だからこそ脳の感度をアップさせて「食べることをやめる」判断が出来る脳にしておくことが必要になります。
③満腹でもさらに欲しがってしまう
例えばお金があって食べ物も選び放題なのであれば、「空腹を満たすためにいつも同じものを食べる」ということはしないかと思います。
むしろ「さらにおいしいものを食べたい」という欲求がわいてくるでしょう
本来の人類の歴史から考えたら狩りなどで食べ物を得て満足したら、そこで食べることをやめてもいいはずです。
しかし、現代では量が満たされるだけでは満足できず、次は質にこだわっていくようになります。
この時に思考系脳番地の働きが弱まっていなければ、「お腹いっぱいだからもう我慢しよう」や「健康のために揚げ物は我慢しよう」といった判断が出来るようになります。
④メニューが決められない
例えばパンを食べるときに 痩せるための低糖質パンか大好きな菓子パンにするという選択があるとします。
「痩せたい」と思うならなるべく糖質の少ない前者が選ばれるかと思います。
しかし思考系脳番地が弱まっているとその判断がつかなくなります。
友達の頼んだメニューがおいしそうだからや、「お店のおすすめだから」という口実で自分を甘やかしてしまわないよう自分の意思をしっかり持つ必要があります。
⑤悩みがたくさんありすぎる
「太りたくないのだけれど、いつの間にか太っていた」というときは自分の体調管理やダイエット以上に優先順位の高いことがたくさんあってダイエットに力を入れる余力がないという方も多いのではないでしょうか
これも思考系脳番地が関係しています。
思考系脳番地の感度が高くてもほかにたくさん考えることが多ければ「太る・太らない」「たべる・食べない」という問題に集中できないことがあります。
ダイエット脳の鍛えるルール |
思考系脳番地が弱ることで肥満脳になっているときは「太る可能性のあることはしない」というルールを作っておきましょう。
例えば以下のようなルールがおすすめです。
①夜はスーパーやコンビニに立ち寄らない
仕事を終え疲れて帰ってきた夜は、思考系脳番地も疲れていて判断力が鈍くなりがちです。
さらにお腹もすいている状態です。
そんな時にスーパーやコンビニに立ち寄れば必要のない食べ物をついつい買ってしまいます。
経済的にも余計な出費になってしまうので、疲れているときはまっすぐ自宅に帰りましょう。
②デスク周りにお菓子を置かない
仕事や作業に行き詰まると別のことをしたくなります。
特に疲れたから甘いものを食べてしまうという方は多いのではないでしょうか。
すぐに手の届く範囲にお菓子を置いていたら簡単に食べてしまいます。
そうした日々の積み重ねによってみるみる太ってしまいます。
③食べないシチュエーションを作る
お菓子をいったん開けたら最後、際限なく食べてしまうという経験はないでしょうか。
そんな時にはお菓子を食べないというシチュエーションを作り、それを脳に習慣づけることが必要です。
最後まで食べきる前に誰かにあげる、パッキングして冷凍庫で凍らせるなど食べる量を制限する仕組みを作りましょう。
④好きなものを一つ選んで10日間やめる
自分の好きなものを一つ選んでそれを制限してみましょう。
制限するものは一つだけでいいです。
それも我慢できないということはそれだけ思考系脳番地が弱くなってしまっていることの証拠です。
あえて制限をして、その我慢を脳に自覚させることで脳番地を強化させることが狙いです。
「好きなものをやめる」ということは、「自分の欲求に向き合う」ということであり、その「好きなもの」を別の欲求に置き換えることを自分に課すということでもあります。
この痩せるための練習を通してクリアな思考を得ることが出来れば、睡眠欲や物欲のようなその他の欲求に対してもこの方法でコントロールすることが出来ます。
⑤朝のルーティンを作る
思考系脳番地にとって最高の環境は朝をすっきり迎えることです。
朝の目覚めがすっきりしていないと、一日のリズムが崩れてしまい昼間の活動も緩慢になります。
その影響で夜もだらだらしてしまい夜中に食事を摂ってしまったり、食事のタイミングも不規則になってしまいがちです。
すると翌朝になっても空腹感を感じなくなり、昼間にドカ食い、夜は遅い時間にならないとお腹が減らないという悪循環に陥ってしまいます。
この悪いリズムが思考系脳番地に悪い影響を与えます。
そこでおすすめなのが「自分だけの朝のルーティン」を作ることです。
5分だけ早く起きてみる、決まった時間にラジオを聞きメモを取る、犬の散歩をするなど、朝に思考回路を使う仕組みを作ることが出来ればダイエット脳に近づくことが出来ます。
以上に挙げたことすべてをじっこうするのはなかなか難しいかもしれませんが、一つでもいいので実行できるルールを作っていくことが大事です。
思考力改善メニュー |
自分でルールを作って実行するのが難しいという方は「他力のルール」を使うことも一つの手です。
極端な例ですが、ダイエットのために入院治療することもあります。
入院して強制的に食事制限を行えばだれでも痩せることが出来るでしょうが、この場合だとリバウンドすることも少なくありません。
それは脳が「ダイエット脳」になっていないことが原因にあります。
これが多くの人が痩せて体重を落としてもリバウンドしてダイエットに失敗してしまう最大の理由ではないでしょうか。
根本的に痩せるためには単純に食事制限をするだけではなく、思考系脳番地を鍛える必要があります。
改善メニュー①冷蔵庫の残り物で料理をする
そもそも料理をすること自体が意外と頭を使います。
何を作るかを決める⇒必要な材料を集める⇒材料を切ったり焼いたり調理していく、という流れの合間に洗い物も生じますし、限られたキッチンスペースをいかに効率よく使うかということにも頭を使います。
つまり思考力を鍛えるには料理はうってつけの家事であるといえます。
レシピを参考にした料理もいいのですが、されにいいのは冷蔵庫にあるものだけでメニューを決めるということが思考力を使うため良いトレーニングになります。
「今あるもの」だけで生活しようとすることは「足りないから買い足す」よりも脳を働かせることが出来ます。
お金についても同じで、ないならないなりにどうすれはよいのか工夫するようになります。
少しくらい不便で不自由な方が、脳にとってはプラスに働くことが多いのです。
改善メニュー②社会的活動に積極的に参加する
思考系脳番地が強い人は、決断力や判断力があり、実行力もあります。
企業の経営者や管理職の立場の人は思考力が強くないとなかなか務まらない立場といえます。
逆にそうした立場だからこそ、思考系脳番地がますます鍛えられるとも言えます。
つまり、判断したり決断したりする機会を持つとこの脳番地が鍛えられるということです。
いきなりそのような役職に就くのは難しいので、身近なことから始めてみましょう。
例えば、ボランティア活動などの地域活動、マンションの管理組合の役員、職場などでの会議で進行役を務めるなどです。
こうした立場には二の足を踏んでしまう方も多いかもしれませんが、「脳を鍛えられる」と思えば、むしろ積極的に引き受けたいです。
みんなの意見をまとめるのが苦手という方は、思考系脳番地が弱いといえますが、心配は必要ありません。
訓練でいくらでも鍛えられるからです。
改善メニュー③リラックスできる時間を確保する
思考力を衰えさせないためには、そこへの負担をかける時間を減らしリラックスする時間を持つことも必要です。
具体的には、睡眠を十分にとる、足の裏をマッサージする、肩こりを治す、サウナに行く、などがおすすめです。
リラックスすることは脳を休ませ、思考力のキャパを広げることにつながります。
筋肉もトレーニング後はしっかり回復させるように、脳も休息を十分にとってリラックスさせましょう。
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